痙縮とは?


痙縮の治療(手足のつっぱり・こわばり) 痙縮(けいしゅく)とは、筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくかったり勝手に動いてしまう状態のことです。痙性麻痺と言われることもあります。

指が握ったまま開きにくい、肘が足先が足の裏側へ曲がってしまうなどの症状が多く見られます。 脳卒中患者の約4割に痙縮が発生すると言われています。

ある程度の緊張は体を支えるのに必要ですが、痙縮が強いと着替えや食事などの動作がしづらくなる、歩くときのバランスが悪くなるなど日常生活に支障が出てきます。

また痙縮を放置しておくと、筋肉が硬くなってしまい関節の動きが制限されます。これを拘縮(こうしゅく)と言います。

こうした二次障害を予防するためにも痙縮を和らげる治療が重要になります。 では痙縮の治療法にはどのようなものがあるでしょうか。

・薬物療法  筋肉緊張を和らげる効果のある薬を内服します。

・神経ブロック療法  筋肉を緊張させている神経に薬物を注射し神経の伝達を遮断します。

・ボツリヌス療法  緊張している筋肉に直接ボツリヌス毒素を注射することにより筋肉の緊張を緩めます。

・外科的治療  筋肉を緊張させている神経を部分的に切断する、短縮してしまった腱を延長するなどの手術をします。

・リハビリテーション(運動療法)  筋肉の緊張を緩めるため、マッサージ、ストレッチ、運動療法、装具療法を行います。

以上のような治療法が代表的です。

痙縮の程度や治療の効果性は人それぞれです。主治医と相談して治療法を決めていくことをお勧めします。

いずれの治療法を選択するとしても、理学療法士によるリハビリテーションと組み合わせることで治療効果がより高まります。

痙縮に対するリハビリテーション 痙縮を治療し筋肉の緊張が緩んでも、そのまま動かさなければ関節可動域は改善しません。 しかしストレッチやマッサージも、適切な方法で行わないとかえって筋肉の緊張を高めてしまう場合があります。

また、痙縮が生じている手足の関節を強い力で無理に動かすと、筋肉や関節を痛めて症状を悪化させてしまう恐れがあります。

治療効果を高めるためには、医学的知識を持った専門家の指導のもとリハビリテーションを実施することが重要です。

リハビリにより筋緊張や拘縮のコントロールが劇的に変化することがあります。

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